ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

なんのために学ぶのか

ロゴスの小径へようこそ。

子供に「勉強しなさい」といっても全然しない、というような話を
本当によく耳にします。
そして自分自身も、なんで勉強なんかするんだろう、と
ずっと思ってきました。それは大人になってからもそうでした。

親自身が、何のために学ぶのか知らないのに
子供に勉強しろ、とだけいっても無理ですよねえw

勉強に興味を持つには
まず世界を知らないと。


いまだに戦争や抗争が絶えない世界。
日本だってこれからどうなるかはわからない・・・というよりも
常に緊張状態にある、と言っても過言ではないですね。
本気でいろいろ調べると怖くなります。

と言って、ではどうすればいいのか?
自衛隊に守ってもらえばいいのか?
それは反対、なら無抵抗で殺されればいいのか?
それが嫌なら自分で戦う?となると徴兵制?

なにを考えてもどれも選択したくないですね・・
というかそもそも
核搭載のミサイルが飛んできたら実際防ぐ手立てはないんですから。

世界はどうしてこうなっているのか。

どうしたら殺し合いをしないで済むのか。

「愛」だ
とシェーラーは言います。

私たちは不出来な「人間」なので
神様のように、無条件に全ての人を愛することはできません。

ちなみに無条件、とは
残虐な殺人鬼をも愛するとかそういうことです。無理ですよね。

私たちにできるのは、キリストの言う「隣人愛」だけです。

それでも難しいですけどね。

隣人を愛したら、その隣人はそのまた隣人を愛する。
そうして愛が世界に広がっていき
愛に満ちた世界になる、というのです。


なんて楽天的な!というか
無理じゃん・・・


それができているなら、世界はとっくにそうなっています。

そもそも戦争の根源は宗教です。

宗教って、なくても生きていけるものですよね?
食べ物や空気や水と違って。

食べ物を争って殺し合う、であれば
まだわかる気がします。
自分が食べなければ死んでしまうんですから。

いえ、いっそダイヤや石油を争って
戦う、であっても
なんとなく理解はできる気もします。
是非は別として。


けれど
宗教という、思想のために
人は殺し合う。

不思議ですよね。


幸せになるためにあるはずの宗教なのに

それがもとで(たとえそれを望んでいなかったとしても)戦いは起きる。

一件宗教は関係ないと思うような戦いでも
そのベースにあるのは宗教の違いだそうです。


とはいえ
宗教を無くせばいい、と言っても意味はありません。
それで殺し合うくらいなのですから
無くなるわけがないんですから。

国が無くなればどうでしょう?
混血がすすみ、どんどん国境がなくなり
世界が一つになったらもう戦争はなくなる?

いえきっと
その中から地域によって仲間ができて
それが広がって国ができるという歴史を繰り返すだけでしょうね。

それでまた戦争が起きる。


結局どうしたら戦争が救えるのか?
お金で解決ができるとも思えない。

やはり、愛 ということになるような気がしてなりません。


が、そう言ってしまうと例の
「愛は地球を救う」というような
言葉はきれいだけれど本気で考えている人は限られている
アレにいきついてしまうことになります。


実現不可能だと思うのに、本当の意味ではそれしか可能性はない。


答えは・・・



そう、答えはありません。

世の中のことの全てに「正解」は存在しないのです。

いま、世界のほとんどは「民主主義」のようなものを採用しています。
(本当の意味での民主主義、とは言えないそうです)

ということは、
正解は、多数決で決められたこと、ということになります。

人殺しは名誉、と多数決で決められたら
それが正解、としているのが世の中です。
知ってましたか???
私はそれを知った時本当に驚いたのですが。



正解のない、そして
実現不可能なものを永遠に求め続けるしかないのが「世界」。


だからこそ
「正解」は自分ということになりますが

自分のほんの少しの知識からひねり出す「答え」なんか
ごくわずかなものです。
だいたい、自分の意見だと思っていたそれは
他人の聞きかじりだったりしますしねw

なので

知識を広げるわけです。
たくさんのことを知れば
それだけ「自分の正解」への選択肢が増えることになるのですから。


しかし雑多な情報を集めることが、知識を増やすこととは言えません。

それにはやはり学ぶしかないんです。
世界で、多くの人が「正しい」としてきたものは、
現在にも残っている思想などですよね。

それを理解するには
勉強は避けられません。
いきなり難しい本を読んでもイミフメイですからw


実は密かに夢を持っています。
ここに書くので密かではないかw

私はこういう話を子供にしたいんですよねー。
子供といっても中学生以上くらいの。

こういうことを若いうちから知っていたら
人生はもっと充実したと思うし

個展でのワークショップや
塾講師で子供と接する機会があったのですが

親や友達と一緒では無い時の子供って

本当に真剣に話を聞いてくれるし
驚くほど理解が深いんですよね・・・といっても

哲学的な思考を愛する傾向にある子というのは
限られてしまうのですが
(つまり、成長時の環境による)




いかがでしたでしょうか。
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