自分のストーリー
ロゴスの小径へようこそ。
あなたにとって価値のあるものってなんですか？
私は宝石とか金とかのことを考えると、
人間ってなんでこんなに不思議おもしろいことに
なってるんだろう、と思えてなりません。
例えばダイヤがその辺の石と同じくらいの量があったら
工業的に便利かどうかは別として
あんなに高価にはなりませんよね。
つまり人間は地球上の（今後宇宙にも手をつけるのでしょうけれど）
希少なものを奪い合っている生き物ということになります。
それが食べ物であれば命に関わるのでまだわかりますが。
地球に生まれ住んで地球の上で死んでいくのに
その中で数の少ないものを奪い合う。
なんだか不思議おもしろいです。やはり。
もちろん鉱石やお金だけではなく
「価値のあるもの」とされているものが
結局偶像でしかないことが
ちょっと考えるとわかります。
まああまり突き詰めて考えて行くと
生きることに価値がない、ということに
絶対に行きついてしまうので
（神様を信じている人は別ですが）
ロゴスに散歩に来てくださる皆さんは考えない方がいいかもしれませんｗ
物より思い出！
と安易に言ってみても
テレビで子供連れでキャンプに行く思い出を見せられて
自分もそのように思い出を作る
というのはまた偶像ですね
むしろ物より怖い気がします。
思い出まで他人に作られるなんて。
流行りの髪型にしたり
流行りの服を着たり
今年の流行色・・・ってなんだそれ！ｗ
そういうものの先端にいる人、は
それを宣伝するために仕事としてやっているのでいいのですが
それを真似する、って！
やはり私は不思議おもしろくてなりません。
しかし。
地球のほとんどはそのように出来ているので
いくら変なの、と思っても
面接のときは黒や紺やグレーを着てスーツで行くのが
「正しい」わけです。
だって面接官がそういう思考なんだから。
そこを無理に、
自分が着たい服を着る、と言ってキャミで行くのは
子供ですね。
以前のホリエモンさんを思い出しますがｗ
しかし
そういう子供、でいるというのは
なんでしょうね？自分にはできないからか
（汚れたおとななので！ｗ）
とてもうらやましいような気がします。
そう、私たちの「価値」は
それが自分の価値だと思い込んでいる汚れたおとなｗの視線で
決められてしまうわけです。
私はへんてこな「作法」に価値を見出すのも
非常に不思議おかしいな、と思っています。
伝統技能を継承する、などはやはり
仕事ですし、その目的があるので話は別ですが。
また宗教的儀式にはその所作に意味があることもあるので
（神社で柏手を打ったり）
また違う話となるのですが
礼儀として結婚式には偶数の金額を、とか
（あれ？奇数でしたっけ？？＾＾；）
BAKAみたい・・・
そんな「常識」ができたのは
ごく近年だそうです。
どんな価値を持とうがその人の勝手ですが
それが普遍的な価値であると
人に強要するのはどうなんでしょうね。
最近の価値の流行りは
（そうです、価値は流行で決まりますね！）
ありのままの自分になって
おうちで趣味を仕事にして
子育て熱心なきれいなお母さんになって
そこそこ稼いでいつのまにか成功している主婦
とか
そんな感じでしょうかｗ
もちろんそれを自分で考え自分で価値にしている人はいいのですが
本屋さんに行くとそれ系の雑誌とかが
ずらりと並んでいてなんというか・・・
やっぱり不思議おもしろいｗ
結局いつも感じることは同じなんですが
私は自分の価値は自分で決めたいです。
誰かの決めた価値に従って生きるなんて！
昨日、ガイアの夜明けをちょっとだけ観たのですが
やはり成功した主婦たちがテーマで、
それをプロデュースした人の話に
「これからは、誰かのストーリーを共有したいということが
流行っていく」
というのがありました。
誰かのストーリーに乗っかって
感動したりして生きて行くわけです。
多分当たってるんだろうな。
プロデューサーの方は俯瞰で物事を見ているので
そういう主婦たちはビジネスの材料でしかない、というあたりもまた
おもしろい！
「自分で考えて」生きないなら
生きていることに意味がないということになってしまう・・・というのを
ちゃんと理解したのはここ数年ですので
何も考えずに生きている人が
なんて多いんだろう、と思います。
まあ、だからこそ一部の人が成功できるのでしょうけれど。
自分のストーリー、しかも誰に見せるためでもない
自分のための。
それを紡ぐことだけが生きている価値なのに。
いかがでしたでしょうか。
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