ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「自分を肯定」してますか?

ロゴスの小径へようこそ。

最近、「自分を肯定」しよう、受け入れよう、系の
言葉が流行っていますが。

「言葉が流行っている」というのは
あくまで「言葉が」流行っているからで

実際それ、できてるんでしょうか?



そっか、自分を肯定!と気付いて
パアッと自分を「受け入れ」た人は

その後何度も「自分を肯定」系の記事を読んだり
セミナー参加したりしちゃったりしませんよねw


つまり、肯定しなきゃ、しなきゃ、と思いつつ
できてないから

毎度そういう言葉を目にするたびに、
ハッ!と思い出して
あわててしまうんじゃないでしょうか。



自分を肯定しよう、と思いつつ

実際人は
何をやっているかというと



自分は本当は悪くないのに
あの人が悪い

とか思ったりして。



それって

自分を肯定

ではなく、

他人を否定

しているだけなんだそうです。


ニーチェの思想を知らなくても
これだけでもドキッとしませんか?


そういう私も
日常的に他人を否定したりしていますけどw

少なくても自分を肯定しなきゃ!と必死になることも
今はないですね。
(昔はありました・・・)


それに、いけない、いけないと思っても
どーーーーーーーしてもいますよねえ、嫌な奴って。
ばっかじゃねーの?と思ったり。
なんなら死んでいいよと思ったりね。

むしろそれが普通だと思います。


思ったりしませんか?

だったら素晴らしいというか
すごいですね。


私は犬や子供の虐待の話なんかを耳にすると
加害者は死ねばいいのにと心から思いますが。



嫌いな相手でも否定せず
「受け入れればいい」?

できるならとっくにやってると思うんですけどw


この「嫌いな人でも受け入れる」というのは
キリスト教の思想です。というか
正確にはキリスト教「風」の思想です。

単に隣人も敵も愛しなさいというのではなく
その裏にはちゃんと理由があります。

でもたいていの日本人はキリスト教徒ではなく

そのうわべだけを聞きかじって
「嫌いな人でも受け入れなきゃ」としてるんですよねえ・・・

そうすれば「幸せになれる」から???


いいえ、実際そんな統計はありません。
心理学的にも
嫌いな相手を「受け入れる」という指導はしていないそうです。




でも私たちができることが一つだけあります。

それは
自分を観察することです。


あ、私いまこの人のこと否定してる。


そこに気付けるかどうか。


それだけが、自分を「嫌な気持ち」に引きずり込ませない方法なんですけどね。


そういうことに気付けると

「あ、今私自分を否定している」

にも気付けるようになるので

結果、自分を肯定とまではいかなくても

まあしょうがないかーくらいには思えるようになるのではないでしょうか。




私は自分を肯定する、とか言いつつ
どろどろとした感情を抱えるよりも

あ、いま私否定してるー!

と客観視出来た方が

少なくても精神衛生上いいような気がするのですがw私だけかw



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