ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

洗脳

ロゴスの小径へようこそ。

昨日テレビで、女優さんが拝み屋に洗脳されたという暴露話を
していました。

あ、ちなみに日本では
宗教法人になっていないような、例えば江原啓之さんのような人を
「拝み屋」と言うそうです。そういう「職業」になるわけです。

彼女は大金を搾り取られ、しかし洗脳から覚めることができたそうです。
はっきりとことの経緯を説明する彼女を見ると
(たとえテレビ番組であることを考慮しても)

人間は案外簡単に洗脳されてしまうことが
よくわかって怖かったです。


宗教だけではないですよ、洗脳って。

言ってみれば恋愛だってそんなようなもんです。
醒めてみると気が付く・・・なんであんなのに入れ込んでたんだ?
みたいなww

ニーチェの著書にもそれについて触れられています。

あんなに気高く美しく愛しく思えていたものに
だんだん幻滅していくのが人間。

自分の中の理想を相手に照らしてただけなんですよね。


もしくは片思い。
あんなに焦がれてせつなかった相手が
自分に振り向いたとたん

あれ?

もしかして、そんなに素晴らしい相手だったわけじゃ
ないんじゃないの・・・?


なんて思ったりして。

わかります?このニュアンス。

こんなのをニーチェは書いてるんですよ!

(ご興味のある方は「善悪の彼岸」をぜひ)


人は実は「騙されたい」という欲望が心の奥底にあるそうです。
心の奥底ではうっすら
わかってたりするんだそうです。



現代人はほとんど
マスコミに洗脳されていますよね。自分も含め。

「モノより思い出」といってモノを買わせるCMがありましたが

そういう矛盾に気が付かずに

さまざまな宣伝に踊らされて生きているわけです。



もっと大きな洗脳もありますよ。


戦争に備えないと、いつ攻められるかわからない

という洗脳。

戦争なんかない。防御も不要だ

という洗脳。



子供は特に親の洗脳を必ず受けていますよね。
親が意図していなくても。



勘のよい方は今日のテーマに気づかれたと思います。

そうです!


私たちも
誰とつきあい
どんな生活をし
誰の言うことを聞くのかによって


日々洗脳されているわけです。


「悪い仲間」と付き合うことで
子供がぐれてしまうのと同じ。でも子供は「自分のためになる」つきあいを
選べないですよね。

でも大人は選べます。

どんな仕事を誰とするのか
どんな親を持つのか
どんな完成の友達を持つのか
どんな本を読むのか
どんなテレビを見るのか、見ないのか


その全てが

自分を作っているんですよねえ・・・


毎日何を食べるのかで
自分の体が自然と決まってくるのと同じですね。


子供は食べ物を選べず
親の与えるものを食べるしかありませんが


大人は選べます。


なんていうことをテレビを見ながらつらつらと考えてしまいました。



ところで、洗脳はある日醒めます。


それは何によってでしょうか。

他人とのコミュニケーションによって醒めるそうです。


誰か(何か)との出会いで急に
それまで楽しいと思っていたことが色あせたら

洗脳が溶けかかっているのかもしれませんw




いかがでしたでしょうか。

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