原因と結果
ロゴスの小径へようこそ。
この世の中には「原因」と「結果」がある
と
考えられていますが
実はその証明はできていないとご存じでしたか？
今日私は
エレベーターのドアに挟まれました。
こんなこと初めて。
そのすぐあと、タクシーから降りる人のドアに
ぶつけられそうになりました。
そんなことも初めてです。
すごい運動神経で（？）避けていた、と同僚が言っていましたｗ
そして先ほど
犬の散歩中転倒。負傷しました。
なんでしょうねえ・・・こんな日って！！
というとき
もしかして昨日の行いがよくなかったのでは
とか
ありがとうという言葉が足りてないのでは？とか
いっそ自分の前世のせい？とか
今日の星占いが悪かったのでは？とかとか
いろいろいろいろ頭を巡ってしまう人もいると思います。
以前の自分がそうでしたｗ
しかしまったくの偶然であり
このことの原因はありません。
まあ、転んだのは不注意、というのが原因でしょうけれどｗ
しかしそんなレベルではなく
もっと当然と思われているような「原因」と「結果」も
実は根拠がないものなんだそうです。
例えば
太陽が明日から西から昇るようになる
という可能性も科学的に言えば皆無ではありません。
宇宙の仕組みがわかっていない私たちには
明日から地球の自転が逆転する可能性は予測できず
また、明日から地球の自転が逆転するとしても
この世界はなんら困ったことになりません、つまり
その可能性は否定できないということです。
私たちは
今まで
太陽は東から昇る、というのを観察してきて
その結果明日も東だろう、と予測しているだけに
過ぎないのだそうです。
人間の寿命もそうです。
うーーーんと長生きして１３０歳とか？
人間の最長の寿命はそのくらい、と思われていますが
もしかしたら200歳生きる人が現れるかもしれない。
私たちはただ知らないだけなのかもしれないのです。
そんなふうに
世の中は原因から、結果を「想像」していますが
原因と結果の間を正確に観察することは実際には不可能だそうです。
にも拘わらず
私たちはすぐに理由をつくってしまうそうです。
今日運が悪いのは、
昨日神社にいかなかったせいだ
とか
今日いいことがあったのは
ありがとう をたくさん言ったからだ
とか。
なぜかというと
人は説明を知りたがる生き物なんだそうです。
これはなぜ起こったんだろう？という疑問に
答えを与えると
「快感」になるんだそうです。
それでなんでも理由をつけたがるんです・・・
たとえそれがあいまいなものだとしても。
もちろん
○○のおかげで幸せ、と思えて生きているなら
むしろいいことですよね。
でもひねくれ者の私は
そういう人を見ると
ﾁｮｯﾄｲﾀｲ
と思えてしまうんですがｗ
まあ、そういう人を見ると人間て愛すべきものだと
ニーチェも言っていますしｗ
しかしこれは言えてます。
○○したせいで不幸になったとか（本当は確固たる原因でもないのに）
前世の○○のせいでこんな罰があたっているとか
そんなものはありません。
それは勝手に頭の中で作った「理由」。
東から太陽が昇るかどうかでさえ
想像、予想でしかないんです。
としたら、あなたのそれはどんなにすごい「思い込み」でしょうね。。。
いかがでしたでしょうか。
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