ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

人は自分だけを特別視する

ロゴスの小径へようこそ。

オリンピックのエンブレムのデザインを再募集するそうですね。
前回のデザイン選出にあたっては、いろいろな「不正」とも思われるような行為が
行われていたとか。

それに限らず

政治家の不正や
大企業の不正など

到底無くならないように思えてしまいますね・・・。



この不正を無くす方法はしかし一つだけ実はあるそうです。


そもそもなぜ不正が生まれるのかというと

カントの「根源悪」という思想なのですが、


人間は、自分だけを特別視してしまうことから起きるそうです。

他人の不正は許せない。
けれど、自分だけはいいか、と思ったり
自分だけは不正な行為を受けたくないと思ったり


例えば真偽は別として、デザインの盗作。

これを責める一人ひとりが、
人生で一度も誰かの「真似」をしたことがないというのでしょうか?

知人が面白いことをつぶやいていました。

ひどい批判を浴びせるツイッターなどの大勢の人たちが
自分の写真に芸能人などを使っているというのです。

その写真は、自分で撮影したものであっても
肖像権の侵害に当たります。不正です。

しかしたいていはネットに落ちている写真を使っているのではないでしょうか。

としたらそれは著作権にかかわりますよね。



そんな風に人は
「自分だけは不正を行ってもいい」と思ってしまっているそうです。


政治家に不正をするなと言うその本人が

過去に一度も不正を行ったことがないというのでしょうか?
ほんの小さな不正でも?

赤信号で渡ったことが一度もない?
スマホを見ながらホーム歩いたことは?

いえ、それを偉そうに責めるわけではなくw


もし不正を無くしたいと思うのであれば

一人ひとりが
自分だけは特別なんだ と心の底で思うことを
やめる必要があるそうです。


それが出来て初めて
政治家の不正もなくなるのです。


うーん。案外ハードル高いですよね(^^;


世界平和を叫ぶなら
まず自分の家の平和を。
隣の家の平和を。

これが広がってやっと世界が平和になる・・・というのは
エスのいう隣人愛の思想ですね。

確かに常に隣人を愛せたら
戦争は起きないはずです。



隣人は愛せない、だって変な人住んでるんだよー!無理!
でも世界は平和で皆で愛し合うのが目標!

・・・これは実は矛盾となるんですよね。


世界の誰もが、自分だけは棚の上にあげてものを言うなら
幸せな全体 というのは実現しませんよね。

人にそれを望むなら
自分もするしかないわけです。


それが社会で生きていくという意味なんですよね。

結局はそれはとても厳しくて
人間には実現が難しいので

「神」をたてて、
神様が見ているから不正を行わないようにしよう、と思うようにするしかないようなのですが。



いかがでしたでしょうか。

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