ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

切ない夜に眠れないなら

ロゴスの小径へようこそ。

昨日は、恋愛時の感情のコントロールについてお話ししましたが
感情のコントロール

これは恋愛だけでなく、
仕事や友達などの人間関係にも
考え方として応用がききます。


子供に勉強させたい!なんかもそうですね。

なんで勉強しないの!
勉強しなさい!
成績が下がるでしょ!

と言うだけなのは

なんで浮気したの!
許せない!

と彼を責めるのと同じです。


このあたり、有名な
『人を動かす』なんかでも言っていることです。


人を動かすには、
して欲しいことをただ訴えればいいというわけではないですよね。



そこまでもしわかれば

彼に戻ってきて!浮気しないで!
と叫ぶことが

むしろ逆効果であったりすることも想像できると思います。



言いたいことを言わない、言い合えないなんて、恋じゃない

的なことを言う人がひっじょーーーーーーーーーーーーに多いですし


もちろんそれでもいいんです。
どちらを選ぶのが正しいというわけではないのです。


要は自分がどうしたいかです。


心の底からむかついて悲しくて
彼(彼女)を責める。

それで彼の心がさらに離れていったとしても


彼を責めることが目的だったのであれば
それでいい、ということになります。


でも、もし彼を取り戻したい、が目的だったら?



彼を徹底的に責めて
浮気相手を罵り
醜く泣き叫び

しぶしぶ彼が家にいることにしても
不機嫌にしたりして

そんなあなたの元に、彼はいたいと思うでしょうか?


まだ新鮮な、優しい、新しい彼女と過ごした方が
よほど楽しくて幸せだと思うのではないでしょうか?


自分が彼だったら、とちょっと考えてもわかりませんか。


家にいても不機嫌で気まずい。
それでいて自由に外に出ようとすると束縛してくる。


実は
彼女の側としては

「そもそも告白してきたのはあなたの方。
あなたが私を好きになった。
最初はなんでも言うことを聞いてくれた。
だから当然、またそうすべき」

というような考えが心の底にあったり
するんですよね。


でも、彼の中で恋は終わってしまっているとしたら?


冷めかけた心にくすぶった最後の恋心に
さらに水をかけるような感じになりませんか?



と、いうことは

彼に戻ってほしいなら
どんなに責めたくてもムカついても

それをするだけでは彼は戻ってくれないことになります。


彼を責めたいのか
戻ってほしいのか


どちらかで、行動が決まってきますよね。



ここポイントです。

恋ではないとしても


自分が何を本当に求めているのかを
知ることが

自分の欲しいもの(状態)を手に入れる道であることが
わかりますよね。


痩せる、が目的なのに

今食べたいから食べる。

目的が 食べること であれば食べればいいのですが
目的が 痩せること であれば食べるべきではないですよね。



このとき人は、

でも今食べないと体に悪いから
でも今彼に言わないと、彼が去ってしまうから
本当のことを言わないなんて本当の関係じゃないから


などなど

自分に都合のいい言い訳を考えてしまうわけです。



彼の心を取り戻すには

彼を責めることではなく

また好きになってもらう自分になる



以外にないと思いませんか?

なじっても怒鳴っても泣いても
人の心は縛ってはおけないのですから。




と、ここまで「理論」でわかったとしても

なかなか実行に移せないこともありますよね・・・

それもまたわかります。



うまく立ち振る舞えるかもわからないし

だったら一番いいのは、
感情が波立って冷静に考えられないときは
「黙る」ことなんですよね・・・


私はもともとすぐにムカッと来てしまう方ですし
子供時代から
怒る前に3秒数えろ、と親によく言われたもんですw


もちろん瞬時に反応したほうがいいときもあります。
痴漢にあったときとか、理不尽な思いを強いられたときとか。


でもそうではないときに
がーーー!!っと怒りたくなったとき

代わりに何か話そうとしてもまず無理なので

黙る。



私はそれを実践しています。


けれど、怒るのをやめて黙って飲み込んで
へりくだれ、という話ではないです。

以前もご紹介した、中島義道さんの『怒る技術』もまさにこれです。

その場の感情に任せて怒鳴って怒るのは
本当の怒りを正当に伝えられないわけです。

だからいったん飲み込んで、
冷静に何がいけないのかを分析し、伝える。
必要なら怒りをみせる。

これが怒る技術なんですよね。



例えば浮気をした彼に伝えるべきなのは、
怒って怒鳴って、戻ってきて、と叫ぶことではなく


私は浮気をされて悲しかった
ということ

まずはそれですよね。


まあ、実際その後どうすべきなのかは
脳科学系の恋愛指南書なんかもおすすめです。

いつも書きますが
「ぐっどうぃる博士」系の本もとてもいいです。



恋愛は脳科学的に言うと

まあ、誤解みたいなもんなんですよね・・・
あばたもえくぼ、ってやつです。

恋をすると幸せ脳内物質、ドーパミンが作られます。

でもそれが長くて3,4年たつとでなくなってきます。
つまり、飽きるわけです。

一生ずっと出続けてくれたら
ずっと恋してられるのにねw

でもそれは危険なことなんだそうです。

麻薬物質みたいなものなので、
ずっと出続けると脳を破壊してしまうんだそうです。


恋、って二人でするもの、とか言いますが
結局自分の中だけでしているようなもんなんですよねえ・・・


自分はもういいや〜と心から思いますが

それにしても恋は素敵だと心から思いますよ。

虚しいし、一瞬だし、でも美しい。花火みたいなね。



と、客観的に考えても
それでも心が辛くて眠れないようなときは


彼が戻ってきますように、
恋がかないますように、と


「願えば叶う」を信じる人は
それをやればいいと思います。


それにしても、強く願えば叶う、って怖いですね・・・


だって、
あの人と結ばれますように、と強く願えば叶うって

一見きれいな素敵なことのようですが


もし、自分がものすごく嫌いな人が
自分と結ばれるように「強く願って」それが「叶ったら」
どうなるんでしょうね・・・?

負のことは願っても叶わない、みたいなことが
本にはよく書かれていますが


あの人と結ばれたい、なんて負の願いとは
言いにくいですよね。


相手の感情の問題まで 願って叶うと
信じきれない人は


祈り

だそうです。


自分でできることは全てしたら

もしくは、何もできないようなときは

祈る。



本当に苦しい時に、祈るという体験をすると

祈ることがどんなに重要かがわかります。
これって、宗教とはまったく別の話です。

何もすがるものがないときに、唯一できること、
それが祈りです。


もし眠れないような夜を送っているなら

祈ってみてください。

そしてまた明日になったら
自分ができることを、少しずつ始めればいいのですから。




いかがでしたでしょうか。

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