ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

真実と嘘

ロゴスの小径へよこうそ。

この世に「真実」があるとしたら
それはどんなものだと思いますか?

絶対的に間違いのない
確かな、確実なもの

「誤り」を含まないような

そんなようなものだと思いませんか?


しかし、この世に実は「真実」と呼ばれるものは
ありません。

しかも感覚的とか哲学的に、ではなく
科学的にです。

例えば
太陽が毎日東から昇る(地球の自転により)のは

過去の観察から

明日も東だろう、と思っているだけであって

明日、西から太陽が昇る確率がまったくないわけでは
ないのです。

大雑把にいうと、天気予報みたいなものです。

例えば
11月3日はお天気の特異日、みたいに言いますよね。

けれど、だからといって来年の11月3日が絶対にお天気である、


なんて思いませんよね。


それは過去の観察から、
次回もそうだろうと想像しているだけです。


そしてそれは科学もすべて
そのようにできているんです。


人間の最長寿命は現在122歳と言われていますが

これだって、過去の事例からそう言われているだけで

実は300歳が寿命なのかもしれません。
もしくはそういう人がいなかった、とは言い切れません。


科学って思ったよりあやふやなものなんです。


けれど、科学的なものって確実に見えますよね。
それはなぜかと言うと

「誤り」を含んでいるからです。


例えば
現代では薬で治せるような病気も

以前は原因もわからず、
効かない薬を投与していたりした例もたくさんありますよね。

でも、こっちの薬の方が効くのでは?と

いろいろ変えてみて
臨床を重ねて

どうやらこれが効くらしい

というのに落ち着くわけですよね。

そのとき、
「この薬は違った」というのは
確実な真実ですから

それを取り除いていくんです。
すると、真実により近いものが残ります。

昔は
運動の時には水を飲むな、みたいなのが当たり前でしたが

今は水は必至ですよね。

そんな風にして、誤りをだんだん減らしていくわけです。

現代の科学はそんな風に成り立っている一面を持ちます。


「真実」なんて何一つない。
人間が死なない、というのも
このまま医学が恐ろしく発達したら、わからないくらいです。

としたら

「誤り」を含みつつ、それを除いていくのが
「より近い真実」ということになりますよね。


しかし
まったく誤りを含まない、完全な真実というものも
実はあります。

それが宗教です。

何の根拠もなく信じることが宗教なので
信者以外にはどんなにおかしいと思えることでも
そのまま真実として信じるのが宗教なのです。

これはいい・悪いではなく
そういうもの、としか言えません。


そうでない場合は

「嘘」です。

まったく誤りがない、真実だ、と訴えるそれは
嘘ということになります。

「絶対に儲かりますよ」
「絶対に永遠に愛する」
とかねw



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「絶対にいいことがありますから」←笑



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