自分が感じるままに？
ロゴスの小径へようこそ。
せっかくのGWなのに体調を崩しました。
夜は出かけたいのでしばしおとなしくしていなくては。
お天気もいいし多少無理してでも出かけるか迷いましたが
「体調に関して迷った時には無理をしない」というルールを自分に作っています。
案外こういうルールって必要であり有効だと思います。
そうでないと無理しがちですし。仕事でも遊びでも。
もちろん人それぞれなので、
そういう時は無理をしても遊ぶ！でもいいと思います。
要は、どうしよっかな〜と迷ったり
やはり行けばよかったかな・・と後悔したりする時間を
無駄に増やさないために有効、という感じですね。
ちなみにぼけーっとしたり遊んでる時間が無駄というわけではないですよ？
どうしようかなー、と思ってあっという間に一時間、とかそういう時間が
無駄に思えてしかたないわけです・・・。
さて。
先日美大時代の恩師とお会いしてきました。
正直、ここ一年ほど
絵が描けなくなってしまっています。
それまで描いていた自分の絵を見ると、
すげえ！よくこんなに描けるなあ・・・と他人の絵のように見えるくらいですｗ
理由はいろいろあります。
それまで物事を知らずに、世界を自分の知識内という狭い認識で
見ていたために、
むしろ想像力の範囲が広かった、という感じでしょうか。
例えば
ちょっとした神社を見つけて
ああ癒される、美しい、素晴らしい
と感じてそれを描けばいいわけで、
先生も、そんなふうに自分の感じることを描きなさいと
おっしゃってくださいました。
確かにその通りです。
けれど私は知識として、
その神社は実は
以前その場所で歌舞伎の興業が行われ、
その時の種目で出てきた幽霊を祀っているというのを知っている
つまり、現代で言えば
妖怪ウォッチ神社、なんて創ったのを
後世の人が本物の神様だと思い込んで祈っている、
というような状態です。
そういう事実を知ってしまうと
もうその神社をありがたい、とは思えなくなってしまいます。
それどころか、それを拝む人を
うっわーー・・・という感じで見てしまいますよねｗ
けれどよーくよーく考えてみると
結局ほとんどの神社は
そんな風に成り立っていますよ。
ここは天照大神を祀っている、なんて拝んでますが
実際はもっと古くの土地神を封印するようにして
国家統一のための「神道」を広めた時代に
天照大神を祀った、なんて日本のほとんどの神社がそうですから。
しかしここで
その古くの土地神ってなに？
と遡ると
結局動物だったり自然現象だったりして。
実際私たちが想像するところの「本当の神様」がどこかにいるとしても
あきらかにそうではない神社仏閣はたくさんありますよね。
ということは
結局どこをどう拝んでも、まあ大差ないということになりますから
妖怪ウォッチ神社を拝んでも
たいして差はないので
本人が気持ちいい、癒される、と思えばそれでいいわけです。
とはいえですよ？？？
子供でもない限り、
本気で願掛けできますか？？？？
本気で祝詞をあげられて
本気で友達に
「とてもいい気の神社さんだった。ジバニャン神のメッセージがいただけた」
とか言えたりしますか？？？
妖怪ウォッチを知らなければそれも可能だったでしょう。
でも知っている以上、それはできないですよねえ、普通・・・。
つまり
知識が増えると言うことは
それだけ「偽物」を見分けることができてしまうということです。
（厳密には、何を偽物とするかは難しいです。
先ほども書いたように、人間の創った神様、は「本当の神様」とは違うとしたら
どでも皆同じ、とも言えますし
人間の創ったものこそ神様なんだ、とするなら
偽物は存在しないことになりますしね）
となると、私の場合は
自分が知り得る限りの知識のフィルターを経た上で
自分が本当に感じたものだけを描くしかありません。
自分が感じるままに、と 描くことに限らずよく言われますが
それには知識がある意味邪魔をする
しかし私は
妖怪ウォッチ神社を、すばらしい霊験あらたかな神社でした
そう私が感じたから正しいです
と言ってしまうのが
恥ずかしくてなりません。
だって知っている人は知っているんですよ？？？？
神社をたとえにしてしまったのでわかりにくいかもしれませんが
他にもたくさんありますよね、そういうこと。
自分が感じるまま、とは自分だけには正しいです。
でも他人から見たら事実ではないことってたくさんあります。
まあ、それでも貫き通せるならむしろそれはそれで
いいのだと思いますが・・・。
ところで最近
こんなような話ばかりするので、すっかり友達にドン引きされていますｗ
特に最近学んだ科学の話は
私には驚きの世界でおもしろくてたまらないのですが
ほとんどの人にはどうでもいいことのようで・・・(^-^;
学友とはむしろ盛り上がるのですがｗ
考えたら
そういう話はここに書けばいいんですよねー。
そんなわけで、これを機に
ブログ再開したいなと思っています。
最近休んでいた文学の勉強も再開予定。
そして何より、制作も今日から！再開です。
知識は 邪魔になる
と先生に言われました。
それもまた一理あります。
けれどこの道はもう引き返せない道。
私はやはり
臆見の道を行くよりも
真実の道を行きたい。
それでも探しきれない、言葉や写真や映像では表せないものだけを
描いていきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。
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