ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

生きることは吟味すること

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実はここ数日、
とある決断に迫られ岐路に立たされています。

例えてみれば

二人のうちのどちらと結婚しようか迷っている、という感じです。
つまり後戻りはできず、ある程度人生の一端を決めてしまう決断です。

たまたま昨日からソクラテスを再度学んでいるのですが

(そういえばソクラテスの対話方法は最近心理学的手法として脚光を浴びてるんですね、
知りませんでした)


人間が生きていくうえで大事なことは

吟味して生きること


これ、以前も書いた気がしますが

まさにそうですよね。


しかし逆に、

「なるようになる」
「いい方向に自然に引き寄せられる」

とか言うアレもありますが


なるようになる、と
言う資格を持っているのは

やれるだけのことをした人だけだと
ムーミンに出てくるミーも言っていましたw し


私はやれるだけの吟味をまだしていません。

それもしないで
なるようになる

とするのは人生の放棄とも言えますね。


だって、「自由意志」だけが人間の特権ですし

・・・
ちなみにこれ、正確には「ない」とも言えます。
よく、宗教家の人はなんでも神様の言う通りで自由がない、というように
言われていますが、
宗教に関わらず人間には「自由」があるのかどうかというのは
いまだに議論されているほど難しい問題です。

ちなみに生物学的には「ない」とも言えるのが最新の学説です。
(生物学の学説です。宗教学や哲学とは違います)

これを聞くと怒ってしまう人も多いそうですが
なんだかホッとする人もいるそうで、私は後者ですw

この件はそのうちお話しするとして
・・・


自由に自分の人生を決めるというのを放棄して
なるようになる、をベストとして生きるのは

私にはなんだか悲しく思えます。


例えば
二人の人のどちらがいいかを
しっかりリサーチして

深く話もして


あ!一人はすごい借金持ってる人だった!

とか

一人は賢そうに見えたけど、しっかり話すと
何もわかってない人だった!

とか


何かしらわかるかも知れませんよね?


そのうえで自分で判断すればいいわけです。


けれど、なるようになる、常にベストな道に進んでいる「はず」とするなら


何も調べずに、
たまたまその日駅で会ったから、これがお導きだ!とか引き寄せだ!
ってことでw

相手を選んだら、借金ももれなくついてきた・・・


とかねw


でも、なるようになる、常に自分はベストな道、派の人は
はずれの方を選んでも

「これがベストな道だったんだ」

と思うわけですから、
まあそれでいいといえばいい、ということになりますね。


私は、二つの物があったら

どちらを買うか、性能とか値段とかレビューとかしっかり吟味してから
買わないと気が済みません。


迷っていたら友達がたまたま同じのを持っていたので、こっちにする!
これが引き寄せ!

と思うような人は

双方を比較していないのですから、
どちらを買うことになっても、「ベストな方だった!」と思うわけです。

わかります?このからくり。

しかし
幸福度は同じともいえるので
どちらがいい、とは言えませんけれど。


そんな風に思考することこそが哲学。
それを教えてくれたのがソクラテスです。


ちなみに岐路に立たされていますが、
とりあえず最終決断まではベストを尽くします。

どっちの彼(彼女)がいいのか、
どちらを選ぶのが自分の幸せなのか
決めなくてはいけない期日までぎりぎり吟味したい。

目の前にたまたまあった偶然をベストとして食らいつくのではなく

吟味できるのが人間なのですから。
(とはいえ動物でもそれをしますけれど。)



吟味せずに、どっちに転んでも

これがベストだった、と思うほうが
幸せかもしれませんが


それは吟味して決断した後に
思えば済むことですね。


失敗したように思うけれど、これがむしろ良かったんだ、と。



いかがでしたでしょうか。

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