ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「世界」の範囲

ロゴスの小径へようこそ。

最近若者の自殺についてのニュースが目につきますね・・・。

若いころは死にたくなるようなことってけっこうあるものです。
(と自分が思っているだけで他の皆は違うのかな・・・)



自分に意地悪した人や愛してくれない人への
ある種の復讐だったり

学校に、世界に馴染めないような自分

みんなはうまくやってるのにな

自分はうまくできなくて
クラスで浮いてしまう

もしくは
うまくやってるけど、実は心の中では
本音とは全然違う
無理に周りにあわせてるだけ


自分に関心のない親

もしくは

関心があるように見えて実は
あれこれ言ってくるだけ。


おまえは勉強も何も長続きしないとか言うけど

自分だって今度こそダイエットするとか言って
言ってるだけで終わってるじゃん

勉強しなさい、と言えばいいだけなら
誰でもできるし


ああもうなんだか楽しくない


学校で面白くもないのに笑ってまわりに合わせて
なんとかやり過ごしてる自分は
嘘つきだし


センセーの言うことはいつも同じ。
到底できっこない。

自分は世界に合わない。
消えてしまいたい。



それは大人が死にたい理由とは全然違う理由。



それは本当は

世界をあなたが知らないから。


まあ、多くの大人も知りませんがw



あなたが知っている「この」世界は

正しい世界としてここにあるわけでは、ない。


そもそも世界に
「正しい」とか「悪い」って本当はない、って知ってた?


私は大人になってから大学に行ってやっと知ったばかり。


正しいかどうかは、みんながなんとなく決めてるんだ。


例えばお金。
命をかけてまでこれを得るために争ったりするけれど

よおく考えたらただの紙切れ。


ある日みんながただの紙切れだよ、と言い出して
品物とは交換しないと言い出したら

それはただの紙でしかない。


だけど皆で約束して、
この紙は「お金」というものにして物と交換できるようにしよう


と決めたルールの中で生きてるから
それには意味ができる。


だから、ただの紙だけど、でも

ただの紙だからいらない!とは誰も言わない。



それと同じように世界は
皆の約束事でできてる。


それはだいたいが間違っていない。
間違うと、世界は簡単に終わってしまう。戦争とかでね。


今世界がある以上、間違ってはいないと言える。
でもそれは

細部のすべてが正しいということを意味していない。




「この世界」にあてはまらない自分に
がっかりすることなんかないんだよ


それにたいていは

円しか知らないけど他の国にはドルとか違うお金がある

それくらいのレベルで


世界は違う


自分の親がそんなでも、世界の親がすべてそんなわけじゃない。
つまり、自分の親や先生が大人のすべてではない。


できれば良い大人を見つけてほしいな。

それはきょうだいとかイトコとか
塾の先生とか

先輩でもいいし

他のクラスの先生だっていい


もしいないなら

本の中にいるよ

本が苦手なら漫画やアニメや映画だっていいんだけど
なんで本がいいかというと安全だから。

何十年も何百年も読まれているような本は
長い間時間をかけて人類が
「これはいいものだ」と経験してきたからこそ残っているという
お墨付きだから。


そうやって教養を増やしていくと
世界が広いということに、本当に気づく。

そして
あなたと同じような思いを抱えて生きている人たちに
いつか出会う

いくら友達と遊びまわっても
教養が身についていない人には

話せないような
広い世界の話が

そういう友達とは出来る。


成績が悪いから、とか全く関係ないよ。
教養とは、記憶がいいかどうかを競う勉強とはちょっと違う。

それは

世界をどれだけ知っているかと

知った上でどこまで
自分の頭で考えられるかということ。


そのことは


行き詰ったようなこの世界に穴をあけてくれる。


世界を知ってほしいな



そして


知ってるつもりでいる大人にも。



心の空洞を埋めるには

自分が世界だと思っているこの世界という定義に
穴をあけること。





いかがでしたでしょうか。
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