ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

自分を評価しない(ジャッジしない)

ロゴスの小径へようこそ。

自分を知る、
自分と向き合う、とはこれまたありがちな、しかしたいていは実践を伴わない(笑)
しかも他人に言われると、
そもそもお前が向き合えよ!と言いたくなるような(笑)言葉ですが

自分を知る、とは自分の事実を見つめること。

そして心理学でよく言われるように
それにジャッジしない、のがポイントなのですが。

つまりそれが良いことなのか悪いことなのかは普遍的なものではなく
単にあなたがそう決めているだけ。

あなたが二位しかとれない「悪いこと」だと思う時
同じ出来事を一位の人は、「良いこと」だと捉えているということです。

事実には善い、悪い、は無いのです。

殺人は普通悪いことですよね。でもそれがある、という事実はいくら悪い!と叫んでも消し様がありません。
事実、とはそれです。

まあ、事実の厳密な哲学的定義はいまはカッコにいれて、普通考えられている事実、という意味で思考しますね。

自分を知る、目をそらさないことはなぜ重要なのか。
とある心理学を学ぶ友人は、自分の事実とは向き合わない方がいい、と言いましたが、どうなんでしょうね。
その方が心地よい人とそうでない人がいるのかもしれません。
以前も書きましたが、

太ったなあ

と思うか、その事実は見ずに

服が縮んだなあ

と思うかです。後者を心から信じられたら幸せかもしれません。でも自分てそんなに簡単に騙せるでしょうか?
騙したつもりでも心の奥底でふつふつと真実はくすぶるのではないでしょうか。


先月、朝起きたら体調が悪かったことがありました。
その前日もだったのですが無茶苦茶体調が悪かった。
いつもは見ないふりをしてきました。
体調は、悪いと思うから悪いんだ、気合だ!と。
団塊の世代の両親の教えですねー(笑)

朝起きて非常に体調が悪く、でもいつもなら気合で起きます。けれど初めての仕事に取りかかる日でもあったし、
体調が悪いからギリギリまで寝たい、とツレに話し薬を飲んで寝ました。

まずありえないようなことです。いつもなら体調は悪いと言いつつも無理して起きて何事もなかったかのようにしますから。

おかげさまでなんとか回復したのですが、
なんと翌日も起きたら体調が!台風が近いので気圧のせいだと思います。

いつもは二度寝などまずしないし、むしろ起きて動いたりマッサージや鍼に行くなどして、次のアクションに備えていました。

でもその日は、仕事に向かうまでやや時間もあり、また寝て見ることにしました。
マッサージ機でマッサージしたあと、30分程度。起きたらだいぶ回復していました!

しかし台風のたびにこれでは…。対処法を調べると、体力をつけるしかなく、日頃の運動しかないそうです。


そこで気づいたのです。
バカみたいですが。いまさらですが。
そうか、そうだった!

自分は丈夫で健康で体力がある。

このブログにも何度か書いたと思います。
でも、そもそもそうだったのか??

私はいつも体調が悪く、
旅行が常に不安で
薬を常に持ち歩き

でも何事もなかったかのように、振舞ってきただけではないのか??

分析すれば、忙しかった両親に負担をかけないようにするのが私の務めでしたから
立てないような時以外の体調不良は
なかったことにしていたのでした。

ちょっと愕然。
見かけが元気だからって、元気なわけじゃないのに!
運動嫌いで家で絵ばかり描いていた私に、体力なんてあるわけがなかったのに。

車は酔うし
泳げないし(大人になってからスクールに通って克服しました)

肺活量も
握力も
学生時代から年寄り並みでした(笑)

腹筋も腕立て伏せもできないのは
体力がないからです。当たり前ですが。

なんで気づかなかったんだろう…。

そしてそれらは、
スクールに通って泳げるようになったように
鍛えれば人並程度には(笑)
出来るようになることばかりです。

体調の悪さも、体力をつければ改善の余地があるわけです。

何十年も、自分は丈夫だ、
なのになぜか今だけ体調が悪い、と思い込んできました。
確かに風邪はひきにくいので
免疫力はあるのかもしれませんが。


つまり
自分は丈夫だと思い込んで
自分を知らなかった。

私は運動が苦手でした。
でもそれは体力がなかったからなんです。
体力をつけるには運動、なわけで
どちらが先か、になりますが(笑)

そんなスパイラルに陥っていたことを
今更やっと気づいたのです。

服が縮んだわけじゃなく、
自分が太ったんだ!と気づいたわけです(笑)

なーんだ、そんなのあたりまえ、ですよねえ…

でも私は先日気づいたのです。
自分の長年のコンプレックス、
運動ができない、は
そのほとんどが筋力がないからに寄るもので、
筋力がないのは体力がなく、
いつも体調が悪くて動きたくなかったから。

だから筋トレを始めたのです。
今のところ体調はすこぶる良く
筋肉ついたのか階段が楽ちん(笑)


これ、他のことでも同じです。
あなたはあなたの弱点を、

よくないことだから

と見ないようにして封印しています。

でもそれは悪いことじゃない。
ただそういう事実なだけ。
性格にしても、ですよ。

人がそこを見つめないのは、
それが悪いことだと評価してしまつからだそうです。
だから怖いし、見たくない。

しかし多くのことは、
原因や習慣から今の結果があるだけなので、
良い悪いはありません。

だから安心して、自分の癖、
因果律を見つめてもいいのだそうです。

その事実を見据えることから
筋トレが始まるわけですから(笑)

今日は哲学と心理学のミックスでした。
いかがでしたでしょうか。

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