ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

諦め。

ロゴスの小径へようこそ。

私が哲学を学ぶきっかけとなった本に
「諦め」について書かれていました。

自分は自分でしかなく
自分を生きるしかないという「諦め」。
ここから全ては始まる、と。

同時にキラキラスピリチュアルを信じて
いえ
信じようと努力していた私は

いやいや、そんなこと考えたら
運が下がっちゃう!

私は大丈夫、私は成功する、私は幸せだ


ってねw

ちなみにその本の著者はもちろん本を出しているくらいなので
成功者であり、博士号をもつ学者であり

人からみれば成功者。
彼がいったい何を「諦めた」のかわかりませんが

諦めと他人から見た成功は、どうやら無関係なようです。



そうです。
人は必ず何かを諦めています。
稀になにもかもが素晴らしい人もいるかもしれませんが。

お金はあり友人に恵まれ美しい容姿で頭も善くその上健康で年もとらないし
家族も自分も死なない
そんな素晴らしい人w


私は諦めない!絶対うまくいく!

的な考え方が今の流行りですが

人は必ず何かを諦めるので
この思考を強引に抱えていると
本当に心が疲れます。

これを心から本気で信じている人ならば
あるいはそれでいいのだと思いますが。
諦めるしかない
そういう事実が
人には必ずあるのです。

わかりやすいところだと、
私の場合は愛犬の介護です。
夜のお出かけはいっさいできなくなりました。
この一年で夜遊びで出かけたのは二日だけ。

旅行もいっさい行けなくなりました。

神社参りも伊勢の遷宮も諦めました。

まあ、それと引き換えに得た時間で
哲学を学べているので
結果よかった、と思うしかありませんが

(そう、「思うしかない」です。それでむしろよかったね、
神様のお導きだね、なんて結局慰めですよw
介護しなくても哲学は学べるわけですからw)

とにかく人には諦めるしかないことがある。
必ず。

そんなときどうしたらいいのか。

それは
自分でなんとかするんです。

先ほどの例だと、
私は旅行にいけなくなった。
大学にもいけなくなった。

だから哲学を自習して、好きだけ好きな本を読むことにした。

あとで、
「あのおがけで結果よかったんだ」

と言えるように、です。




 わたしは
 わたしの人生から
 出ていくことはできない

 ならば ここに
 花を植えよう


出典
『てつがくのライオン』(理論社,1982年) 工藤直子




いかがでしたでしょうか。

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